Googleスプレッドシートの編集権限リクエストに自動で返信を送るGoogle Apps Scriptです。
GASについての知識がなくても、テキストの書き換えだけでご利用いただけます。
コピーして使用することを前提とした共有ファイルに編集権限リクエストが届いて困っている場合にご活用ください。
ダウンロードする
ダウンロード前に必ずお読みください:
・必ず外部に影響のない環境でテストを行ったうえで導入して下さい。
・利用者がこのスクリプトを使用したことで生じたすべての結果について、制作者は一切の責任を負いかねます。
・zipファイルのアドレスに外部から直接リンクする行為や、ダウンロードデータの再配布はおやめ下さい。
下部のダウンロードリンクをクリックした時点で、以上の内容に同意したものとみなします。
reply_request.zip
┣reply_request.txt
┣このスクリプトについて.txt
┗よろしければご支援ください[Amazonほしいものリスト]
導入方法
■事前準備
- ダウンロードしたzipファイルを解凍しておきます。
- Google Apps Scriptを開きます。
※スプレッドシートと同じアカウントでログインしてください。
「新しいプロジェクト」をクリックし、任意のプロジェクト名をつけます。
■スクリプトの記述
- 解凍した「reply_request.txt」の中身を「コード.gs」にコピー&ペーストします。
※「コード.gs」に元々書かれていた記述は削除して下さい。
テキストの必要な箇所を書き換えます。書き換え箇所は以下のとおりです。
①スプレッドシートのタイトル
スプレッドシートのタイトルをそのまま入力して下さい。
当スクリプトではメールの送信元と件名に含まれるスプレッドシート名で編集権限リクエストかを判別しているので、他のデータと被らないタイトルを付けることを推奨します。
②自動返信メールの件名
自動返信されるメールの件名を指定できます。
③自動返信メールのオプション
nameは送信者名です。
ほかのオプションを指定したい方は
こちらをご参照下さい。
④自動返信メールの本文
自動返信されるメールの本文を入力して下さい。
${UserName}と記述すると宛名が反映されます。
配布スクリプトをそのまま実行した際に届くメールは上図のようになります。
こちらを参考に書き換えて頂けると幸いです。
■トリガーの設定
左のメニューから「トリガー」を選択します。
右下の「トリガーを追加」を選択します。
イベントのソースを「時間主導型」、トリガーのタイプを「分ベースのタイマー」、時間の間隔を「5分おき」に設定し、「保存」をクリックします。
以上で、Googleスプレッドシートの編集権限リクエストに自動で返信が送られるようになりました。
■警告について
操作中に上図のような警告画面が表示される場合がありますが、「詳細」から次に進めてください。
上図の画面が出たら、「許可」を押してスクリプトがGmailにアクセスするのを許可します。
解説
当スクリプトは、“ユーザーのGmailボックスにアクセスする→5分以内に送られてきた【スプレッドシートのタイトル】を含む内容のメールを検索する→該当するメールがあれば、その返信先アドレス宛にメールを送信する”という内容のコードが書かれています。
このスクリプトを「トリガーの設定」で5分おきに実行するよう設定したので、常時チェックと返信が自動でされるという仕組みです。もし頻度を変えたい場合はスクリプト内のintervalの数値を書き換えると変更できます。その場合、トリガーの時間の間隔を合わせてください。
Gmailにはデフォルトで自動返信機能がついていますが、スプレッドシートの編集権限リクエストメールはリクエスト送信者とメール自体の送信元が異なるため、うまく機能しません。
そのため、リクエストメールに含まれる送信者のアドレス情報(返信先)を抽出し、そちらにメールを送信できるスクリプトを作りました。
お役に立てれば幸いです。
参考URL
【GASで時短】特定のメールを受信したら自動返信する
https://myfunc.jp/items/00150/index.html
Gmailの検索と内容取得をするGAS
https://blog.synnex.co.jp/google/gmail-gas/